ダンス・ド・フロール
吹き荒ぶ風の中で転がり回る一粒の砂のようにみんな誰も知らないことがそこにはあるよ
暗く貧しい食卓の蝋燭の火もとうに消えて溶け残ったロウの固まりに目はなくて
揺れるガラス窓の音を聞いては自分の誇りを思い出して胸にそっと抱いてる
遠く離れた地の砂たちは風の音など聴く余裕もないだろう
悪魔の叫びにただ震えて家の者たちは腹の音を鳴らし、
口笛を吹く気分も消えてただ薄い布を被り丸まっている
顔の見えない彼女の顔は昨日魚が食べたとか
オクトゴナルの皿の上には胡桃が1粒転がっている
愛の口付け
吹きすさぶほどの9月 徒然なる命のおわりに
雨降りてん口付けするよ
時代がかたどる愛の形に過ぎ行く様も見過ごせようか
駅のホームですれ違ったあの子は向こうの穴にあった
燦然と光り輝くものの正体を確かめようとしただけ
今日は優しい嘘が飛んでいる